インドに行く前からめちゃめちゃインドにビビッていた僕です。
インド人は商売上手で組織的に人を旅行者を騙したりするから、初日からガード高めで望んだ方がいいよ!とか、
うそつきが多くて、移動するにも途中で降ろされたり、運賃も騙し取られるよ!
と、インド経験者から色々、忠告を受けてきました。
中には、悪いツアーにくまされて10万円以上の被害にあっている人もいるらしいです。
あと、衛生環境は最悪だから、100%下痢するみたいです。
ま、バンコクで3日一回のペースでお腹を下してるぼくには、どうってことない話ですが。
さて、バンコクからコルカタのフライトが同じだったA子ちゃん。
半年も東南アジアにいたんですね!すごい頼りになります!だって。
いや、本当はインドにビビリすぎてて、もう今にも下痢しそうです。
「はいっ!」と、いつも返事のいい、妹みたいな女の子です。
インド行く前に美味しいもの食べておこうということで、
ジャラートまで奢ってもらっちゃいました。
それで、空港のジャラート屋さんでゆっくりしすぎて、飛行機乗り遅れそうになってしまいました。
そうです、イミグレの後は猛ダッシュして、最後の搭乗者2人です。
出だしから、「頼りにならない存在」のパワーを発揮した僕です。
飛行機全く問題なくコルカタに到着。
そして、コルカタの空港に着いてからは、A子ちゃんが予め予約していた宿のおじさんがタクシーで迎いに来ていました。
1泊1000ルピー(1600円くらい)もする宿ですが、迎えが来るなんて、かなりしっかりした宿です。
おじさんは日本語がペラペラで、同じタクシーに乗せることはできるが、1泊うちに泊まってもらうことになるが、それでもいいかと聞いてきました。
僕はもうちょっと安いところにします!!と、言ったつもりでしたが、
吸い込まれるように同じタクシーに乗りました。
頼りにされるどころか、A子ちゃんの頼りになりっぱなしです。
半年間もアジアにいたぼくですが、いいところ全くなしです。
タクシーの窓から見えるコルカタの街は何もかもが新しく、これまでのアジアとは全くの別世界。
これから汚くて、臭くて、カオスで、神秘的なインドを旅する高揚感と、
果たして、無事何事もなくインドを経験できるのか?という、不安がごちゃごちゃに混ざりあった複雑な感情です。
二人とも黙って窓からの景色をただ呆然と見てました。
これ、空港から宿街へ向かうのに、本来、僕が乗っている乗り物ですかね?
ん!?どういうことですか?
たまたま信号待ちをしていた時に、隣に止まったバスから僕を見下ろすインド人。
うわああ、なんか怖い。
そして、着いた宿は案の定、キレイなところでした。
このおじさんは宿とは全く関係なくて、たまたま通りかかったインド人。
ぼくの写真に写りたいがために、いきなり入ってきました。
このインド人本当、意味分かりません。
ここの宿はダールさんと日本人の奥さんの恵美子さんがホームステイという形でアパートの部屋を宿泊者用部屋に改造したそうです。
今は残念ながら、恵美子さんは亡くなってしまって、ご主人のダールさんが世話をしてくれます。
ダールさんは口数少ないですが、日本語がペラペラでいい人。
とりあえず、コルカタ1泊目の宿にありつけて、ここからノープランだった僕はベッドで一人ほっとしてました。
ノープランの上に、ノーガイドブックだったのでコルカタの「歩き方」さえ分かりません。
A子ちゃんはコルカタでマザーテレサが設立したボランティア施設でこれから2週間働くらしいです。
早速、その施設までボランティア登録をしにいくのに、ご一緒にどうです?と、優しく誘ってくれたので付いていきました。
うん、半年間アジアにいた僕ですが、コルカタではA子ちゃんの寄生虫のようです。
はあ、これがインドのローカルバス。
30分くらいでテレサハウスに到着です。
そもそも僕はボランティアや善意活動にあまり興味はないのですが、一度はいい経験になるに違いないと思い、ボランティア登録をすることにしました。
登録会では、一通りの説明を受けたあと、一人一人シスターと面談をして、何箇所かある施設での適切な配属先が決まります。
面談って性格診断でもされるのかなあと、少しドキドキしながらシスターの面談に望みました。
ぼくは頼りになる男です!と、犯罪的な大嘘を言おうかと思ってましたが、
いきなり聞かれた質問が、「英祐くん、君の希望施設は!?」
って、いきなり希望施設を言えって、完全にノーマークです。
「まあ、カリガートは男手が必要なので、カリガートに決まりね!」
てことで、カリガートに決まりました。
紅茶に合いそうなお菓子みたいな名前ですね。
て、後々確認したら、カリガートは別名、「死を待つ人」の施設でした。
え!?ちょ、初ボランティアで、僕には荷が重いのっ…もう、言い訳する余地すらありません。
てか、お菓子みたいって失礼なこと言ってしまって大変失礼しました。
翌々日にボランティア参加となるので、必死で頑張ります!
そして、登録会を無事済ませ、よし!そろそろ宿に戻ろうか?と、A子ちゃんに聞こうと思ったら、
突然、彼女の目には大粒の涙。
え!?ど、どうした?
ぼ、ぼく何かしてしまったか!?
え、頼りにならないから?
ん!?ぼく、臭い?
どうやら、コルカタに来て実感したインドの汚さ、アジアとは全く違う匂い、
ぎょろっとした目をしたインド人の強い視線、貧困を漂わせる光景、
慣れない土地での不安が募りに募って、ホームシックになってしまったそうです。
それは、そうですよね。
普通の女の子が、日本とはかけ離れた世界を目の当たりにして、怖い!と思いますよね。
で、どうしよ!?となる僕。
こういうときって抱きしめるとか、頭をなでるとかして慰めないと…
いや、僕には日本に残した彼女がいるし、そんなことしたら、
「に、日本の彼氏に電話していいですか!?」
あ、そうだよね。こういうときは、ボーイフレンドですよね。
で、ここからは本領発揮です。
何しろ、東南アジアで半年も過ごしましたから。
ただでさえネット環境の悪いコルカタですが、彼氏さんとスカイプで連絡をとるため、とりあえずネットカフェに向かうことに。
ガイドブックで一番近いところを探し当て、何人ものインド人に道を聞きまくりました。
訳の分からない人力車に乗って、変なところで降ろされるよりは、ここは自力で。
道中、ぼくが中国でうんち漏れした話とかして、ちょっと笑い話をしたり。
ま、失笑でしたけど。
100m進んでは、また聞いて、100ms進んで、またインド人に道を聞いて。
意外とインド人は英語が話せる人が多く、親切に道を教えてくれ、
ほぼ迷わず、すんなりネットカフェまで辿りつきました。
そして、彼氏さんと、お話ができてほっと出来たようです。
ぼくも最後に頼りになるところを見せれて一安心です。
宿に戻ると、ダールさんが美味しいカレーを作ってくれて、団欒とさらにリラックス。
味付けも日本人好みの味!
そして、この男は、あまり頼りになりませんが、
おかわり3回して、一丁前にカレー食べてました。
本日も生存確認ありがとうございます。
インドやっぱ怖い!頼りにならんね。
でも、やるときはやるじゃん!と、思った人は、
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インド人は商売上手で組織的に人を旅行者を騙したりするから、初日からガード高めで望んだ方がいいよ!とか、
うそつきが多くて、移動するにも途中で降ろされたり、運賃も騙し取られるよ!
と、インド経験者から色々、忠告を受けてきました。
中には、悪いツアーにくまされて10万円以上の被害にあっている人もいるらしいです。
あと、衛生環境は最悪だから、100%下痢するみたいです。
ま、バンコクで3日一回のペースでお腹を下してるぼくには、どうってことない話ですが。
さて、バンコクからコルカタのフライトが同じだったA子ちゃん。
半年も東南アジアにいたんですね!すごい頼りになります!だって。
いや、本当はインドにビビリすぎてて、もう今にも下痢しそうです。
「はいっ!」と、いつも返事のいい、妹みたいな女の子です。
インド行く前に美味しいもの食べておこうということで、
ジャラートまで奢ってもらっちゃいました。
それで、空港のジャラート屋さんでゆっくりしすぎて、飛行機乗り遅れそうになってしまいました。
そうです、イミグレの後は猛ダッシュして、最後の搭乗者2人です。
出だしから、「頼りにならない存在」のパワーを発揮した僕です。
飛行機全く問題なくコルカタに到着。
そして、コルカタの空港に着いてからは、A子ちゃんが予め予約していた宿のおじさんがタクシーで迎いに来ていました。
1泊1000ルピー(1600円くらい)もする宿ですが、迎えが来るなんて、かなりしっかりした宿です。
おじさんは日本語がペラペラで、同じタクシーに乗せることはできるが、1泊うちに泊まってもらうことになるが、それでもいいかと聞いてきました。
僕はもうちょっと安いところにします!!と、言ったつもりでしたが、
吸い込まれるように同じタクシーに乗りました。
頼りにされるどころか、A子ちゃんの頼りになりっぱなしです。
半年間もアジアにいたぼくですが、いいところ全くなしです。
タクシーの窓から見えるコルカタの街は何もかもが新しく、これまでのアジアとは全くの別世界。
これから汚くて、臭くて、カオスで、神秘的なインドを旅する高揚感と、
果たして、無事何事もなくインドを経験できるのか?という、不安がごちゃごちゃに混ざりあった複雑な感情です。
二人とも黙って窓からの景色をただ呆然と見てました。
これ、空港から宿街へ向かうのに、本来、僕が乗っている乗り物ですかね?
ん!?どういうことですか?
たまたま信号待ちをしていた時に、隣に止まったバスから僕を見下ろすインド人。
うわああ、なんか怖い。
そして、着いた宿は案の定、キレイなところでした。
このおじさんは宿とは全く関係なくて、たまたま通りかかったインド人。
ぼくの写真に写りたいがために、いきなり入ってきました。
このインド人本当、意味分かりません。
ここの宿はダールさんと日本人の奥さんの恵美子さんがホームステイという形でアパートの部屋を宿泊者用部屋に改造したそうです。
今は残念ながら、恵美子さんは亡くなってしまって、ご主人のダールさんが世話をしてくれます。
ダールさんは口数少ないですが、日本語がペラペラでいい人。
とりあえず、コルカタ1泊目の宿にありつけて、ここからノープランだった僕はベッドで一人ほっとしてました。
ノープランの上に、ノーガイドブックだったのでコルカタの「歩き方」さえ分かりません。
A子ちゃんはコルカタでマザーテレサが設立したボランティア施設でこれから2週間働くらしいです。
早速、その施設までボランティア登録をしにいくのに、ご一緒にどうです?と、優しく誘ってくれたので付いていきました。
うん、半年間アジアにいた僕ですが、コルカタではA子ちゃんの寄生虫のようです。
はあ、これがインドのローカルバス。
30分くらいでテレサハウスに到着です。
そもそも僕はボランティアや善意活動にあまり興味はないのですが、一度はいい経験になるに違いないと思い、ボランティア登録をすることにしました。
登録会では、一通りの説明を受けたあと、一人一人シスターと面談をして、何箇所かある施設での適切な配属先が決まります。
面談って性格診断でもされるのかなあと、少しドキドキしながらシスターの面談に望みました。
ぼくは頼りになる男です!と、犯罪的な大嘘を言おうかと思ってましたが、
いきなり聞かれた質問が、「英祐くん、君の希望施設は!?」
って、いきなり希望施設を言えって、完全にノーマークです。
「まあ、カリガートは男手が必要なので、カリガートに決まりね!」
てことで、カリガートに決まりました。
紅茶に合いそうなお菓子みたいな名前ですね。
て、後々確認したら、カリガートは別名、「死を待つ人」の施設でした。
え!?ちょ、初ボランティアで、僕には荷が重いのっ…もう、言い訳する余地すらありません。
てか、お菓子みたいって失礼なこと言ってしまって大変失礼しました。
翌々日にボランティア参加となるので、必死で頑張ります!
そして、登録会を無事済ませ、よし!そろそろ宿に戻ろうか?と、A子ちゃんに聞こうと思ったら、
突然、彼女の目には大粒の涙。
え!?ど、どうした?
ぼ、ぼく何かしてしまったか!?
え、頼りにならないから?
ん!?ぼく、臭い?
どうやら、コルカタに来て実感したインドの汚さ、アジアとは全く違う匂い、
ぎょろっとした目をしたインド人の強い視線、貧困を漂わせる光景、
慣れない土地での不安が募りに募って、ホームシックになってしまったそうです。
それは、そうですよね。
普通の女の子が、日本とはかけ離れた世界を目の当たりにして、怖い!と思いますよね。
で、どうしよ!?となる僕。
こういうときって抱きしめるとか、頭をなでるとかして慰めないと…
いや、僕には日本に残した彼女がいるし、そんなことしたら、
「に、日本の彼氏に電話していいですか!?」
あ、そうだよね。こういうときは、ボーイフレンドですよね。
で、ここからは本領発揮です。
何しろ、東南アジアで半年も過ごしましたから。
ただでさえネット環境の悪いコルカタですが、彼氏さんとスカイプで連絡をとるため、とりあえずネットカフェに向かうことに。
ガイドブックで一番近いところを探し当て、何人ものインド人に道を聞きまくりました。
訳の分からない人力車に乗って、変なところで降ろされるよりは、ここは自力で。
道中、ぼくが中国でうんち漏れした話とかして、ちょっと笑い話をしたり。
ま、失笑でしたけど。
100m進んでは、また聞いて、100ms進んで、またインド人に道を聞いて。
意外とインド人は英語が話せる人が多く、親切に道を教えてくれ、
ほぼ迷わず、すんなりネットカフェまで辿りつきました。
そして、彼氏さんと、お話ができてほっと出来たようです。
ぼくも最後に頼りになるところを見せれて一安心です。
宿に戻ると、ダールさんが美味しいカレーを作ってくれて、団欒とさらにリラックス。
味付けも日本人好みの味!
そして、この男は、あまり頼りになりませんが、
おかわり3回して、一丁前にカレー食べてました。
本日も生存確認ありがとうございます。
インドやっぱ怖い!頼りにならんね。
でも、やるときはやるじゃん!と、思った人は、
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